少ない投資で始められる郵便局の投資信託

投資信託は、証券会社、投資信託会社、銀行、生保、損保などの金融機関で販売されているファンド型の資産運用方法です。平成17年10月からは、一定の郵便局でも販売されるようになりました。民営化後は、ますますくんというキャラクターをイメージに展開していますね。

郵便局の投資信託は、投資信託の委託販売を郵便局が行っている形です。郵便局という名前の安心感から、特に高齢者で購入する人が多いようです。民営化した今でも、ゆうちょ銀行の全店舗と投資信託取扱郵便局で取引は継続されています。

投資信託は、種類が多く、それぞれで運用方法が異なります。また、投資信託の種類によって、収益も変わります。商品の選び方は、ライフプランや、ニーズに合わせて、投資対象で選ぶ。リスクとリターンの関係で選ぶ。組合わせで選ぶ。などのいくつかの方法があります。郵便局の投資信託は、10,000円と、少ない資金から購入できるのが特長です。株式や債券などに直接投資するには、ある程度まとまった資金が必要ですが、投資信託は、少ない資金で投資を始めることができるのです。

投資信託の一番オーソドックスな買い方は、安定型の投資信託を積み立てて買うことです。積み立てて買うことで、ドルコスト平均法の考え方から、取得価額を平均化することができるわけです。なるべく長期にわたって積み立てることが大事なので、10,000円から積み立てられる郵便局は理にかなったものといえますね。

郵便局の投資信託のおすすめは?

郵便局の投資信託も、いくつかの商品を取り扱っています。この中でおすすめは、郵貯でしか購入できない投資信託である、野村世界6資産分散投信です。この投資信託は、成長コース、安定コース、分配コースと、三つのコースがあり、コース毎で、株式、債券、リートの比率を変えて組み合わせた、バランス型の投資信託(インデックスファンド)となっています。この中で、成長コースは株式比率が高く、また、安定・分配の両コースは、債券の比率が高くされています。三コース自由に乗り換えが出来、長期運用の中で、積極的に運営したり、手堅く運営してリスクを減らすなどの工夫が出来ます。バランス型の投資信託は、リスク分散できることです。野村世界6資産分散投信は、その比率を変えることで分散ができます。はじめての投資信託にはおすすめですね。

ただ、郵便局なので安心と思う人も多いことでしょうが、投資信託は、損失が発生する可能性もあり、金融機関ではそれをきちんと説明する義務があります。郵便局で投資信託を行う場合でも、担当者からきちんと説明を聞いて、投資するかどうか自分で判断することです。資産運用セミナーも開催しているので、こうしたものを受講するのも良いでしょう。

ただ、ひとつ気になるのが手数料が高いところですね。世の中には、販売手数料が0円の投資信託、ノーロードのものもあります。わたしのオススメはセゾン投信。アメリカの大手インデックファンドのバンガードが運用する投資信託です。5000円から積み立てられるところも魅力ですね。
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