欧州株価のリアルタイムチャートです。イギリスFT100、ドイツDAX、フランスCACについての情報です
英国ロンドンの株価指数は、FTSE100と言い、ロンドン証券取引所とフィナンシャルタイムズとの合弁企業であるFTSEグループから発表される欧州を代表する株式指数です。ロンドン証券取引所に上場する代表的な株価100銘柄の時価総額の合計となります。代表企業としては、ブリティッシュペトロリアム、ボーダフォン、ケーブルアンドワイヤレスなどがあります。
英国の株式指数ということもあり、ポンドに影響力を及ぼします。
ドイツ株価指数DAXは、フランクフルト証券取引所で取引されるドイツの主要30企業の株価指数です。アディダス、バイエル、BMW、ダイムラーなどドイツを代表とする企業で構成されています。
欧州最大の経済国であるドイツの株式指数ということもあり、ユーロとの関連性が強くなります。ユーロ円は、クロス円を代表する通貨でもあるため、ユーロ円の下落が、クロス円全般の下落を誘発することもあります。そういう意味でも大事な市場です。
フランスCAC40(カック40)は、ユーロネクスト・パリに上場されている時価総額上位40銘柄から構成されています。代表銘柄は、エールフランス、ミシュラン、ルノーなどとなっています。ただ、FT、DAXなどと比べると、それほど影響力が強いわけではありません。
欧州株価も、ニューヨークダウ、日経平均と同様、下落の流れとなっています。英国においては、アメリカ同様、金融不安で、銀行に対して多額の公的資金が必要になっています。 そういうこともあり、英国は、政策金利を1%以下まで下げて、ゼロ金利を見据える構え。かつての日本と同様に、量的緩和政策による、景気浮揚政策をとろうとしています。
ユーロを中心とする欧州も同様、アメリカと比べると、景気不安が大きいわけではありませんが、ユーロ非加盟であるものの、ウクライナやハンガリーなどの東欧諸国の景気が非常に悪く、国債も格下げされるほか、ロシアとのガス問題などもあって、欧州全体の景気を圧迫する結果となっています。
欧州の中でも新興国である東欧に対する投資等の経済活動で、欧州は景気をまわしていた側面もあったため、東欧のブレーキは、ヨーロッパ全体の問題となっているようです。
こういったことが欧州経済全体の経済を減速させて、株価の下落へと向わせています。アジアやアメリカの景気が回復すれば、幾分、欧州経済も上向く可能性はありますが、東欧諸国の問題の解決なしには、上向く可能性も難しい情勢かもしれません。
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