NYダウリアルタイムチャート

NYダウ

NYダウのリアルタイムチャートです。NYダウは、アメリカの重要な株式指標、日本の日経平均にあたるものです。NYダウを構成している銘柄は、アメリカを代表する有名企業です。最近新しくなって、バンクオブアメリカが入り、そのほかの有名どころでは、ディズニー、ボーイング、AMEX、IBM、ヒューレットパッカードなどが名を連ねます。世界に名だたる企業ラインナップだけに、世界の株式に大きな影響を与えます。

NYダウの影響は、計り知れないものがあります。最近では、サブプライムショック、モノラインショック、そしてリーマンショック。
一時12000ドルを超えていたレートが、2008年9月以降の下落で、10000ドルの大台を割れて、8000ドル近辺まで。
2008年度中は、8000ドルはなんとかキープしていたものの、2009年度に入り、オバマ特需が終わると、一気に下落、最近では、6500ドルの下値を割り込みました。
ただ、つい最近、低迷していたシティグループが1、2月期に利益を出す見込みであることが報じられると、反転上昇、なんとか6000ドルのラインはキープできそうです。

今後の注目点としては、見通しに不安が募る金融関連株と自動車関連株、金融関係には少しは良い兆しは見えてきましたが、自動車関連は、GMの破綻はさけられないとの報道もあり、微妙な情勢です。
2009年は、金融と自動車を材料にダウは進んでいきそうですね。

最後にNYダウと株式、為替相場への連動です。NYダウと日経平均の連動性が高いのは周知のとおり、そして、為替相場とも連動性が高いですね。
2008年は、NYダウの上下とクロス円(ドル円、ユーロ円、豪ドル円など)に顕著な相関が見られましたが、2009年に入ってからは、円キャリートレードのロングポジションがだいぶ解消されたことで、NYダウとクロス円の連動性が薄くなっています。
端的にいうと、為替との連動性は、NYダウの下落、円買いドル買い、NYダウの上昇、円売りドル売りという感じです。
結果、NYダウの上下にクロス円以上にユーロドルが敏感に反応する結果となっています。
この影響がどこまで続くかわかりませんが、今のところはそんな傾向、NYダウとユーロの動きをしっかりチェックですね。

ナスダックリアルタイムチャート

ナスダック

NYダウ同様、ナスダックのチャートも重要です。ただ、こちらは、NYダウほど、世界の株価に影響はしません。
ナスダックを構成しているのは、Googleをはじめとするいわゆるベンチャー企業。ただ、ベンチャーといっても、今では、アメリカおよび世界で重要な位置を占めています。グーグルの株価で、市場の動きが一変するケースも多く、ナスダックもしっかり見る必要があります。

ナスダックは、日経平均にはあまり影響はしないのですが、市場の内容が良く似ていることから、日本の新興市場(マザーズ等)と連動しやすいことが知られています。
ただ、ダウほど強い連動性はありません。こちらはひとまずチェックくらいでいい感じでしょうか?