豪ドルの見通しが厳しくなりました。オーストラリアが厳しくなったというよりは、世界的にですが、方向性が見えてくるまではしんどい相場が続くかもしれません。
2009にいち早く利上げに転じて、政策金利が4.75%までにあげた豪ドル。高金利ということ、資源国で中国との結びつきが強く、オーストラリア経済も強く順調でしたが、最近のRBAキャッシュターゲットなどでは、景気の先行き不安が示唆されました。
オーストラリアが苦しいわけではなく、世界的にしんどい状況という感じで、とくにアメリカの動向に左右されそうです。
アメリカの景気先行きが不透明で、それが回復してくれば、世界の景気も戻り、株価もあがり、豪ドルにもパワーが戻ってきそうです。そのタイミングがいつかはわかりません。
ただ、スワップ狙いをするなら、今の円高相場はチャンスとも言えます。割安な今の時期に投資しておいて、上昇に転じる時期を待つ、株でもいえることですが、この戦略が一番効率的です。
金利を見ればFXが有利ではありますが、逆にリスクが少ない外貨MMFなどで、抑え目に投資をしてみることもありかもしれませんね。